FX分析の種類
FX投資でトレードをするには何らかの根拠が必要です。
「なんとなく上がりそう」とか「もうこんなに下がったからそろそろ上がるだろう」
みたいな感覚でトレードしていたら、間違いなく資金を失ってしまいます。
では、何を根拠にトレードするのかというとFX相場を分析してそれを根拠にしてトレードします。
FXの分析には2種類あります。
「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」です。ここでは「ファンダメンタルズ分析」について見ていきましょう!
ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズ分析とは、経済の情報を使ってFX相場を分析する方法です。各国の金融政策や景気、金利、政治 などの動きをもとに分析します、他にも災害や戦争、テロなどの要因もファンダメンタルズの1部です。
もう少しわかりやすく説明すると、経済が強い国や景気がいい国の通貨は高くなる傾向にあります。逆に景気が悪い国や政情が不安な国の通貨は安くなる傾向があります。
ファンダメンタルズ分析はどう使う?
ファンダメンタルズ分析は長期的な流れを予測するには適しています。
例えば、、それまで円高が続いていたのにアベノミクスで円安に誘導していくという政策がとられたので、投資家の期待が高まって円が売られ円安に向かっていきました。
この様に、ファンダメンタルズ分析は大きなトレンドの方向性を予測する材料に適しており、何か月も何年もポジションを保有する長期的なトレードの参考に使われます。
80円代から120円代への円安の大相場をつくったアベノミクスとは?
ファンダメンタルズ分析の注意点
ファンダメンタルズ分析は長期的なトレードの分析には適していますが、短期的なトレードの分析には適しません。
目先のFX相場の動きを狙う短期の取引である「スキャルピング」や「デイトレード」では、次に紹介する「テクニカル分析」の方が重要性を増してきます。
また、あるニュースがファンダメンタルズ分析では売り材料であったとしても売られない場合もあります。
こういった場合、既にチャートに織り込み済みになっている場合が多く、また個人投資家が国の政策金利などのニュースを事前に知ることは不可能ですから、FX投資では「テクニカル分析」だけで取引する個人投資家が大多数で、私自身も「テクニカル分析」をメインに取引しています。
ただし、為替の値動きが決定される根本的な原因は、やはりファンダメンタルです。
ファンダメンタルズ分析を1から100まで全て知り尽くす必要はありませんが、、最低限は頭に入れておいたほうが、当然、トレードの勝率は高くなります。