FX学校代表:青木博史がインタビューされました2

2019年12月20日
FX学校代表の青木が、元FX攻略.comの副編集長 鹿内氏から
記事作成のため、インタビューを受けました。
その模様を収録していたので、ぜひご覧ください。

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この記事を読んでほしい人
  • 今から投資を始めようとしている人
  • 投資歴、FX歴が長いのに、なかなか勝てない人
  • どの様な手順で資産運用を進めたらいいのか?悩んでいる人

こんにちは。FX学校の青木です。
今回の記事では、私が投資を始めた20年以上前にくらべて圧倒的に投資環境が良くなっているにもかかわらず、なぜ、今も勝てない人は変わらず勝てないのか。
それから、具体的に私がどのような投資を現在行っているか。投資をするにあたっての考え方についてお話しています。
資産運用をする上で大事な話です。ぜひじっくり聞いてみてください。

 

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投資で成功するために知るべきこと

思考の問題

あなたが仮に80%の勝率で勝てるやり方を、プロトレーダーから教えてもらったとします。その時、あなたは「あの人が勝率80%ということは、素人の私は勝率40%くらいの成績で勝てるようになるのではないか?」と思ったりしませんか?

もしそうだとしたら、それは違います。勝率80%で勝てるやり方を手にしたのなら、その通りの勝率を出すという考え方でなければ、そのやり方を手にしたとは言えません。その考え方でいる限り、例えば負けるやり方を教えられたとしても、その通りに負けることは出来ないでしょう。勝っている人たちは、もしも負けるやり方を教えられたら、その教えられたとおりの確立で負けることができる。そういうものだと思ってください。

思考の問題というのは、例えそれが「負けるやり方」であったとしても、勝っている人が使えば勝てるでしょ?という感覚や思考でトレードをしているということです。つまり、「勝てるやり方」があるならば、勝っている人たちがそれを使ったら、「素人や勝てない人より多く勝てるでしょ?」という感覚です。勝っている人が10万円稼いでいるやり方があるならば、それを知れば私なら五千円くらいは稼げるよね?という感覚。

この感覚でトレードの世界に入ると勝てません。

勝率通りの成績を出し続けるには、まずは思考を投資向きに変える必要があると言えます。

 

投資はどういう順番でやればいい?

手元のある資金を1ジャンルの投資商品に投じるのはお勧めしません。
少額であっても、小さなポートフォリオを組み、そのポートフォリオを徐々に大きくしていくというのがいいでしょう。

考えがちなのは、例えば株やFXなど、一つのジャンルで成功したならば、次は不動産投資をしようというような進め方です。
この場合、その一つのジャンルで成功しなければ次は起きませんね。

ですから、小さくてもいいので、ポートフォリオを組み、全体の中のこの割合をFXに当てようというような分散をしながら、
それぞれを育てていくという進め方が良いと思います。

動画のおさらい

インタビューの文字起こしはこちらをご覧ください。

本来もっと後でお聞きする事だったんですけど
圧倒的に環境って、進歩してるじゃないですか?
ただ、勝っている人が増えたか?って言うと
僕は、そうでもないと思ってて。
どの辺に、その要因があるのかと・・・

以下、動画の書き起こしを表示する

青木:これだけ劇的に環境変わってんのに、「勝てない人」勝てないじゃないですか?
「思考の問題」だと思うんですけど、
勝ってる人たちと、同じやり方を手に入れたら
まあ、「勝てるのではないか」って言うように思いがち。

鹿内:思いがちです。                          

青木:けれども、逆を言ってしまえばね

負けるやり方っていうものが存在した場合、勝ってる人達は
しっかり負ける事が出来るんですよ。

鹿内:しっかり負けられる。はい。

青木:けれども、素人が使うと勝ってる人たちが、使ってるや方であっても同じように勝てないし

負けてるやり方を使っても、同じように負けられないんですよ。

鹿内:・・・なるほど。                     

青木:なぜか?って言うならば、「みんなの感覚」っていうのは
負けてるやり方でも、勝ってる人達が使うならば勝てるでしょ?
っていう感覚なんですよ。

鹿内:うんうん。

青木:あるやり方があって、勝ってる人たちであるならば
みんなよりもより勝てるでしょ?

鹿内:あー。はいはい。

青木:だから、勝ってる人たちが
10万円、勝てるやり方であるならば
素人の私ならば、5千円ぐらいは勝てますよね?
っていう感覚です。

鹿内:なるほど。

青木:その感覚でトレードに入ってくるんで、トレードの世界は「そうじゃないんですよ」っていう。
80%の勝率があるやり方であるなら、80%の通りの勝率を出すのがトレードですね。
40%の勝率があるやり方があるなら、40%の通りその率に、近い結果を出せるのが「プロ」です。
素人ほど「その率」と、大きく乖離するんです。
なぜ乖離するのか?って言うと感情でやるからです。

鹿内:いわゆる心の動きでトレードの足を引っ張るパターンですね?     

青木:だから・・・その感情で、結局トレードをしてしまっているんで、そこが邪魔をして出来ない。
感情を抜きにして、機械のようにやれば出来るんですか?って言えば
「そうではないんですよ」っていう、また別の問題がそこにあるんで

鹿内:この件、とても深いと思うんですけど、一つあるのは
ある「投資手法」だけがあれば、全て解決するって訳じゃないって言うのは
前段としてあるわけですね。ありがとうございます。
これ後半でもう一回

鹿内:まとめで恐らく・・・それを踏まえて次に行かせて
いただきたいと、思うんですけど
初心者時代を経て、自分投資で勝てるかもって、思ったキッカケってありますか?

青木:リアルにチャートが動いているのが見れた時です。

鹿内:ん・・・?と言いますと?

青木:今までは、新聞で日足を書いてたわけですよ

鹿内:方眼紙に?

青木:それが1分、5分足、15分っていうのが、リアルで動いてんですよ!

鹿内:・・・まあ、あの~

青木:リアルで動いてるのを見ながら、注文そこの場で出来るんですよ!
現在では当たり前ですけど。
でも、この時点で、「簡単じゃん」って思ったんですよ。

鹿内:なるほど・・・多分、2000年前後に入って
ネット証券が出てきて、株もFXも、その時期から始まってるじゃないですか?
電子化された時期から「あっこれで行ける」と?

青木:はい。

鹿内:なるほど、実際にそうだったんですか?

青木:はい。

鹿内:それまでは、もっと不自由な環境でずっと勉強してきたから
もうこれで自由に行けると?

青木:はい。

鹿内:なるほどなるほど

青木:注文の仕方も、画期的に思ってるものが
もう、そこにあったんで、だから「逆指値」って言うんだ。みたいな

鹿内:名前は知らないけど

青木:名前は知らないけど、これをインジゲーターって言うんだとか。

鹿内:移動平均だとか

青木:で、あの移動平均線も、いろんな移動平均線があるんだみたいな。

鹿内:あー

青木:もう、楽しくてしょうがなかったですよね。

鹿内:単純移動以外は、自分で引くの大変ですよね。

青木:はい。でも、毎日計算して移動平均線、書いてたんですよ。

鹿内:多分、SMAは書けても指数系は、ちょっと大変ですね。

青木:無理ですね。そんな感じです。

鹿内:もうこれで行けるんじゃないかと?

青木:はいはい。 

鹿内:関連して、現在青木さんは
どのような投資資産運用しているのかって、いうのをですね
これ、概要でいただければ

青木:概要で、どういう資産運用を?

鹿内:たとえば、株をやってるFXをやってるみたいな感じで

青木:不動産を持ってたりとか、投資信託持ってたり、FXやってたり・・・しますね。

鹿内:最初は一つから始めて、儲かると色々な方に行く人
いっぱい見てきたんですけど、これ、やっぱりセオリーなんですか?

青木:違うと思います。

鹿内:えっ?違うんですか?

青木:本来あるべきは、ポートフォリオっていうもの組んで
そのポートフォリオを、でかくしてくって言うのが、正しいと思います。

鹿内:はい。  

青木:考えがちなのが、僕もやってしまったのがね
株とかFXとかっていう一つのジャンル、そこで成功したならば
例えば、不動産持とうとか、次のリアル投資資産みたいなものを手に入れよう
っていうような進め方を、考えがちなんですけど
僕の場合は、たまたまね、それがうまくいったから出来たけど
もう、ほぼほぼの人は、ひとつのジャンルで、成功することがないわけですよ。

鹿内:そうですね。残念ながら・・・

青木:そうすると、その次は起きないんです。

鹿内:なるほど、はい。

青木:FXで成功したなら、じゃあ、投資用不動産を持とう言っても
FXでその場合、成功しないから不動産を持つこともなく
10年20年経っちゃったて、話になるんで

鹿内:第二段階に進めないわけですね?

青木:なんでそう考えると、小さなポートフォリオを組みながら
FXという一つのね、この全体の中のここの部分を、FXの資金に回して
残りの部分は、例えば株に回すとか、投資信託に回すとか、外貨預金に回すみたいな形で
ポートフォリオを組みながら、一つの枠だけで、専念する。
株の枠ならば、株の部分を洗練していく。全資金をこれを
一つのポートフォリオにするのではなく、株だけしかやってませんじゃなく
100万円のうち、20万円は、例えばFXで、残りの部分は別の投資商品だと、
この20万円って、いうものを運用すること出来る位の実力つけていくためには
5万円使って、まず実力つけていこうとね
5万円を10万円に、増やすことができない限り
残りの15万円を使うのやめようって
ていうような感じで、このポートフォリオを作って 
その一部で、この個別銘柄の投資っていうのを、やっていくのがいいと思います。       

鹿内:なるほど。

青木:そうすると例えば、不動産っていうのがあるならば
そこに積み立ててけばいいですよ。

鹿内:なるほど。最初から100万円をボーンって言うんじゃないんですね。
最初からいくつかの商品が・・・        

青木:10万円あるならば、10万円のうちの
例えば、ここに10銘柄ある。10ジャンルがあるなら
それぞれに、1万円ずつ全部積み立ててきながらね
じゃあ不動産の部分は、200万円になったら、ワンルームマンションの頭金にして
ワンルームでも買おうかな、みたいな具合で進めていき
仮に一つのジャンルが、上手になれたならば
一気にその比率も、もう少し、上げもいいわけですよね。
これをもっと、ここのお金を他に回しながら、全体を大きくしていくような
進め方をすべきなんです、本当は。

鹿内:ポートフォリオは初めからある訳なんですね。

青木:なければ、本来いけないんです。

鹿内:1個だと違うじゃないですか。
複数ある中で1個1個頑張っていく感じでないと、逆に到達しにくいって言う事なんですか?

青木:後、大丈夫?そんなにかけちゃって?

鹿内:自分に向いてないってこともあるし

青木:都合のいい考え方で言うならば、それで成功するからね
それが5000万円になったならば、そのうちの半分を使って
不動産持とうって、考えてかるもしんないけど
5000万円にならなかったらどうすんの?

鹿内:それでお終いですもんね。

青木:それ10年使っちゃった、20年使っちゃって、現在五十歳だぞと
どうすんの?て考えると
例えば、20代とか30代から、そのような、小さなポートフォリオですね、最初ね。
でそれを少しずつでも大きくしながら、どっかの時点で変えていくって