青木:これだけ劇的に環境変わってんのに、「勝てない人」勝てないじゃないですか?
「思考の問題」だと思うんですけど、
勝ってる人たちと、同じやり方を手に入れたら
まあ、「勝てるのではないか」って言うように思いがち。
鹿内:思いがちです。
青木:けれども、逆を言ってしまえばね
負けるやり方っていうものが存在した場合、勝ってる人達は
しっかり負ける事が出来るんですよ。
鹿内:しっかり負けられる。はい。
青木:けれども、素人が使うと勝ってる人たちが、使ってるやり方であっても同じように勝てないし
負けてるやり方を使っても、同じように負けられないんですよ。
鹿内:・・・なるほど。
青木:なぜか?って言うならば、「みんなの感覚」っていうのは
負けてるやり方でも、勝ってる人達が使うならば勝てるでしょ?
っていう感覚なんですよ。
鹿内:うんうん。
青木:あるやり方があって、勝ってる人たちであるならば
みんなよりもより勝てるでしょ?
鹿内:あー。はいはい。
青木:だから、勝ってる人たちが
10万円、勝てるやり方であるならば
素人の私ならば、5千円ぐらいは勝てますよね?
っていう感覚です。
鹿内:なるほど。
青木:その感覚でトレードに入ってくるんで、トレードの世界は「そうじゃないんですよ」っていう。
80%の勝率があるやり方であるなら、80%の通りの勝率を出すのがトレードですね。
40%の勝率があるやり方があるなら、40%の通りその率に、近い結果を出せるのが「プロ」です。
素人ほど「その率」と、大きく乖離するんです。
なぜ乖離するのか?って言うと感情でやるからです。
鹿内:いわゆる心の動きでトレードの足を引っ張るパターンですね?
青木:だから・・・その感情で、結局トレードをしてしまっているんで、そこが邪魔をして出来ない。
感情を抜きにして、機械のようにやれば出来るんですか?って言えば
「そうではないんですよ」っていう、また別の問題がそこにあるんで
鹿内:この件、とても深いと思うんですけど、一つあるのは
ある「投資手法」だけがあれば、全て解決するって訳じゃないって言うのは
前段としてあるわけですね。ありがとうございます。
これ後半でもう一回
鹿内:まとめで恐らく・・・それを踏まえて次に行かせて
いただきたいと、思うんですけど
初心者時代を経て、自分投資で勝てるかもって、思ったキッカケってありますか?
青木:リアルにチャートが動いているのが見れた時です。
鹿内:ん・・・?と言いますと?
青木:今までは、新聞で日足を書いてたわけですよ
鹿内:方眼紙に?
青木:それが1分、5分足、15分っていうのが、リアルで動いてんですよ!
鹿内:・・・まあ、あの~
青木:リアルで動いてるのを見ながら、注文そこの場で出来るんですよ!
現在では当たり前ですけど。
でも、この時点で、「簡単じゃん」って思ったんですよ。
鹿内:なるほど・・・多分、2000年前後に入って
ネット証券が出てきて、株もFXも、その時期から始まってるじゃないですか?
電子化された時期から「あっこれで行ける」と?
青木:はい。
鹿内:なるほど、実際にそうだったんですか?
青木:はい。
鹿内:それまでは、もっと不自由な環境でずっと勉強してきたから
もうこれで自由に行けると?
青木:はい。
鹿内:なるほどなるほど
青木:注文の仕方も、画期的に思ってるものが
もう、そこにあったんで、だから「逆指値」って言うんだ。みたいな
鹿内:名前は知らないけど
青木:名前は知らないけど、これをインジゲーターって言うんだとか。
鹿内:移動平均だとか
青木:で、あの移動平均線も、いろんな移動平均線があるんだみたいな。
鹿内:あー
青木:もう、楽しくてしょうがなかったですよね。
鹿内:単純移動以外は、自分で引くの大変ですよね。
青木:はい。でも、毎日計算して移動平均線、書いてたんですよ。
鹿内:多分、SMAは書けても指数系は、ちょっと大変ですね。
青木:無理ですね。そんな感じです。
鹿内:もうこれで行けるんじゃないかと?
青木:はいはい。
鹿内:関連して、現在青木さんは
どのような投資資産運用しているのかって、いうのをですね
これ、概要でいただければ
青木:概要で、どういう資産運用を?
鹿内:たとえば、株をやってるFXをやってるみたいな感じで
青木:不動産を持ってたりとか、投資信託持ってたり、FXやってたり・・・しますね。
鹿内:最初は一つから始めて、儲かると色々な方に行く人
いっぱい見てきたんですけど、これ、やっぱりセオリーなんですか?
青木:違うと思います。
鹿内:えっ?違うんですか?
青木:本来あるべきは、ポートフォリオっていうもの組んで
そのポートフォリオを、でかくしてくって言うのが、正しいと思います。
鹿内:はい。
青木:考えがちなのが、僕もやってしまったのがね
株とかFXとかっていう一つのジャンル、そこで成功したならば
例えば、不動産持とうとか、次のリアル投資資産みたいなものを手に入れよう
っていうような進め方を、考えがちなんですけど
僕の場合は、たまたまね、それがうまくいったから出来たけど
もう、ほぼほぼの人は、ひとつのジャンルで、成功することがないわけですよ。
鹿内:そうですね。残念ながら・・・
青木:そうすると、その次は起きないんです。
鹿内:なるほど、はい。
青木:FXで成功したなら、じゃあ、投資用不動産を持とう言っても
FXでその場合、成功しないから不動産を持つこともなく
10年20年経っちゃったて、話になるんで
鹿内:第二段階に進めないわけですね?
青木:なんでそう考えると、小さなポートフォリオを組みながら
FXという一つのね、この全体の中のここの部分を、FXの資金に回して
残りの部分は、例えば株に回すとか、投資信託に回すとか、外貨預金に回すみたいな形で
ポートフォリオを組みながら、一つの枠だけで、専念する。
株の枠ならば、株の部分を洗練していく。全資金をこれを
一つのポートフォリオにするのではなく、株だけしかやってませんじゃなく
100万円のうち、20万円は、例えばFXで、残りの部分は別の投資商品だと、
この20万円って、いうものを運用すること出来る位の実力つけていくためには
5万円使って、まず実力つけていこうとね
5万円を10万円に、増やすことができない限り
残りの15万円を使うのやめようって
ていうような感じで、このポートフォリオを作って
その一部で、この個別銘柄の投資っていうのを、やっていくのがいいと思います。
鹿内:なるほど。
青木:そうすると例えば、不動産っていうのがあるならば
そこに積み立ててけばいいですよ。
鹿内:なるほど。最初から100万円をボーンって言うんじゃないんですね。
最初からいくつかの商品が・・・
青木:10万円あるならば、10万円のうちの
例えば、ここに10銘柄ある。10ジャンルがあるなら
それぞれに、1万円ずつ全部積み立ててきながらね
じゃあ不動産の部分は、200万円になったら、ワンルームマンションの頭金にして
ワンルームでも買おうかな、みたいな具合で進めていき
仮に一つのジャンルが、上手になれたならば
一気にその比率も、もう少し、上げもいいわけですよね。
これをもっと、ここのお金を他に回しながら、全体を大きくしていくような
進め方をすべきなんです、本当は。
鹿内:ポートフォリオは初めからある訳なんですね。
青木:なければ、本来いけないんです。
鹿内:1個だと違うじゃないですか。
複数ある中で1個1個頑張っていく感じでないと、逆に到達しにくいって言う事なんですか?
青木:後、大丈夫?そんなにかけちゃって?
鹿内:自分に向いてないってこともあるし
青木:都合のいい考え方で言うならば、それで成功するからね
それが5000万円になったならば、そのうちの半分を使って
不動産持とうって、考えてかるもしんないけど
5000万円にならなかったらどうすんの?
鹿内:それでお終いですもんね。
青木:それ10年使っちゃった、20年使っちゃって、現在五十歳だぞと
どうすんの?て考えると
例えば、20代とか30代から、そのような、小さなポートフォリオですね、最初ね。
でそれを少しずつでも大きくしながら、どっかの時点で変えていくって