FXで取引される各国の通貨には、それぞれ特徴があります。
値動きの安定している通貨、逆に激しく動く通貨。スワップポイントが高い通貨、低い通貨。それぞれの通貨がどんな要因に影響を受けて、値動きするのかなど、各国の通貨の特徴について、紹介していきます。
通貨コード
FXには通貨コードが定められている
各国の通貨には、アルファベット3文字の表される「通貨コード」が定められています。
「通貨コード」とはISO4217で定められており、世界共通で使われている呼び名です。
例えば、米ドルの通貨コードは「USD」 ユーロは「EUR」 日本円は「JPY」という風に表記され、
通貨ペアとしては「USD/JPY」「EUR/USD」「EUR/JPY」と表記されます。
主要な通貨の通貨コードを紹介します。
通貨 | 通貨コード |
日本円 | JPY |
米ドル | USD |
ユーロ | EUR |
ポンド | GBP |
豪ドル | AUD |
ニュージーランドドル | NZD |
スイスフラン | CHF |
メジャーな通貨
米ドル(USD)
基軸通貨アメリカの通貨ドルです。アメリカの大統領や要人の発言・ニュースなども取り上げられる事が多い通貨です。
円(JPY)
日本円です。低金利政策を取っているのでキャリートレード(円をベースに借り入れ、利率の高い海外通貨を取引すること)の代表通貨でもあります。
ユーロ(EUR)
米ドルにつぐ第2の基軸通貨と呼ばれるのはユーロです。EU(欧州連合)の加盟国25ヶ国中、15ヶ国で公式に採用している単一通貨です
ポンド(GBP)
米ドルの前の基軸通貨だったイギリスのポンド。金利が高いのが特徴で、スワップポイント狙いの投資家の投資対象になっています。
豪ドル(AUD)
オーストラリアで使用されている豪ドルは、オーストラリア国内の経済の安定傾向によって金利が高いのが特徴で、高金利通貨の代表格です。
カナダドル(CAD)
通称「キャンディー」と呼ばれるカナダドルは、基本的には値動きの変動幅が小さいので、リスクの少ない通貨といわれています。
通貨ペアの考え方
通貨ペアには決まりがあり、一方を基準にして取引価格を表します。
通貨A/通貨Bの形式で表記されます。
通貨Aの1単位を取引するためには、通貨Bがどれだけ必要なのかを表しています。
必ず左に来る通貨が基準となるということを覚えましょう。
円絡みの通貨ペアがイメージしやすいでしょうが、日本円が絡んでいない通貨ペアでも考え方は同じです。
通貨ペア
ユーロドル(EURUSD)
世界最大の取引量です。23%がこの通貨ペアで取引されます。
米ドル円(USDJPY)
続くのがドル円で17%がこの通貨ペアで取引されます。
ポンドドル(GBPUSD)
世界第3位の取引量 9.24%くらいです。
豪ドルドル(AUDUSD)
取引量は5.24%です。