FX初心者必見!FX学習の過程で商材ジプシーになる人の特徴と対策
この記事を読んでほしい人
  •  FXの学習よりも、FX情報商材を見つけることの方が楽しい人
  • 手に入れたFXトレードの手法を信じきれず、2〜3ヶ月周期で別なトレード手法に乗り換えたいと思ってしまう人
  • 早く勝ちたいという気持ちが強すぎる人

こんにちは。FX学校の青木です。
こんな質問は周りくどいかな?とも思うのですが、ちょっと考えて欲しいことがあります。
もしも、あなたが、「歴史学者として生きていこう!」と思って図書館を訪れたとしましょう。
まずどのような”見た目”の本に興味を持ちますか?
漫画で歴史を簡単に分かりやすく表現しているような、小学1年生から中学3年生対象の本に手を伸ばすか。それとも、それでは格好が悪いから…と、ちょっとだけ背伸びして、漢字だらけの小難しそうなタイトルの分厚い書籍を手に取るか。あなたなら、何を判断基準にして、本を選ぶでしょうか?

「この道のプロになろう!」と思って本を探す時、探す人の考え方・姿勢・ビジョンによって、選ぶ本は変わってきます。

今回の記事でお話ししたいと思うテーマは「商材ジプシー」についてです。
商材ジプシーとは、FXの超初心者の方は知らない単語かもしれませんが、ほとんどの方が一度くらいは経験があるとか、なりそうになったとか…。
聞いたことある言葉なのではないかと思います。

FXを学習しようとすると、どんな人でも、まずは『FX教材』に興味が出てきます。そして、ネット検索をすると星の数ほどの「FX情報商材」と呼ばれる「こうしたら誰でも勝てるよ!」情報が、大量に出回っています。『商材ジプシー』と呼ばれてしまう人の行動パターンは、そう言ったFX情報商材を手当たり次第に買い漁る状態のことを指します。

おそらく、その状態にいる限り、とても精神的に辛いと思いますので、もしも心当たりがある方は、ぜひこのお話しに最後までお付き合い頂ければと思います。

商材ジプシーにハマりやすい人って?

特徴1. 勝ち負けにこだわる

日々のトレード。100%の確率で勝てればそれに越したことはありませんが、実際はそうはなりません。
どんなに安定して勝っているトレーダーでも、負ける時は負けます。そして、負けを受け入れている。

ですが、商材ジプシーに陥りがちな人は、負けがやっぱり許せないんですね。
気持ちは痛いほどよくわかるのですが。

全部、知識としては分かっているんです。負けも織り込んでとか、トータルで勝てばいいとか。
知っているけど、受け入れられない。

勝ち負けに心を奪われていると、負けた時、ムクムクとその負けを埋め合わせたい欲求が生まれてきます。どうやったら埋め合わせできるかはもちろん簡単です。勝てるようになればいいんです。そのような過程を経て、『商材ジプシー症候群』にハマった人は、勝てるようになるために「知識を増やそう」と、大量の情報をかき集めます。しかし、勝ってる人の話は基本的に全て同じなので、情報を手に入れた瞬間は、高揚感を感じて「ワクワク」した状態になるのですが、またトレードをして負けが続くと、手に入れたばかりの情報が信じられなくなります。こうして、トレードに負けては別の商材を買ってしまう…を繰り返すのが常習化していくと、商材ジプシーから抜け出せなくなります。

問題は、情報の多さではなく、その知識を使って、そのような判断ができるかどうかなのです。

情報は、知るのと使えるのは全く違います。

早く勝ちたい、早く稼ぎたいという気持ちを一度収めて、「知っているだけ」の言葉・浅い知識の中の一つを取り出して、深く掘り下げていき、使いこなせるようにならない限り、情報はただのデータやテキストでしかありません。知識はお金で買えますので、勝てない事を『知識の無さ』だと解釈するならば、それは半分は正しいのですが、半分は間違った判断とも言えます。

もしも今この『商材ジプシー症候群』の症状を読んで心当たりがある人は、その事を理解しましょう。

特徴2. たくさん情報を持っていることで安心感を得る

誤解しないで欲しいのは、「FX情報商材を買っても勝てるようにはならない」というわけではありません。しかし、イントロでお話しした図書館の話のように、世界にはたくさんの魅力的な情報・書籍が大量にあり、それを書いている人は、その考え方をベースに人生を送っています。いいとこ取りして、ここは、お隣に置いてあるあの本のP136の5から10行目をパクって利用しよう。なんて思って生きてなんかいないんです。そうは言っても、本を書くためには、大量の本を読んでいます。いろんな人の考え方や価値観を知っています。

今の話は、本についてですが、受験勉強の時にこんなことはありませんか?
たくさん参考書などを買い込んで、自宅に持ち帰り、そして本棚にその参考書を並べた時ほど、なんか合格出来た気分がする。みたいな感覚です。

人間は、モノ(情報)に囲まれると、それだけで自分の本来やるべきことを見失う傾向があるのかも知れません。
やった気になれるんですね。成功した気分になれる。守られている気がしてしまう。

本質的なところでは、FXで負ける人は、一つの情報商材に書かれている事を、自分のものにするまで使い込むという事をしていない。
それをする前に、別の情報商材に気が移ってしまうのです。

愛人がたくさんいるような状況ですね。笑。
浮気症なんです。1つを愛するというのは、「万が一間違っていたら?」などと疑い始めた瞬間からリスクとして感じてしまいます。
だから、分散していく。1つではなく、2つ。2つでも心許ないから3つ。あ、でもあっちの情報も有益そうだぞ!というように、
どんどん目移りしていきます。

最初に選んだ情報商材だけで、勝てるようになっている人は、おそらくいるでしょう。
それだけを1年、2年、3年と、信じて疑わずに、掘り下げてトレードする人なら、きっといつか勝てるようになるでしょう。

しかし、何人もの愛人を抱え、一人ひとりに都合のいい顔をする。そんな姿勢でFX教材と向き合っている人は、やはりどこかで破綻しやすい。
破綻したときに、一本に絞り込めるなら、一度破綻した方がいいくらいだと…。あ、これは個人的な意見ですが、そう思います。

特徴3. レベルアップする過程を知らない

FXトレードをしているならば、この記事をお読みの方は必ず毎日か、或いは、決まった時間にチャートを見てますね。
上昇トレンドの時、チャートは右肩上がりに上昇します。そして上昇の勢いがなくなると横這い。そして、さらに下降の勢いが強まると、今度は下降の流れに入っていきます。

FXトレードのレベルアップの過程を図に書くと、まさにこのチャートの形状と同じなんです。

どんなに綺麗に上昇しているように見えていても、細かく見てみると、時には揉み合ったり、時には下降したりを繰り返しながら、ジグザグジグザグと、上昇していきます。

シンプルに一直線上に上昇することはまずあり得ません。
そのようなレベルアップのプロセスを経て、気がついたら、一段階上のレベルに成長している。そんなイメージです。

ですから、思うように行く時は、面白いくらいに勝てる。そんな期間があるならば、なんだか全く上手くいかない、負けが続く時もあるんです。
それを知っていれば、レベルアップするための不調なのだから「何故?どうして?なんで?どうすれば?」と考えます。
そして、具体的に「こういう場面は苦手なようだ」と原因を突き止めるんですね。

しかし、上達する過程が、グングンと後戻りしないでひたすら上昇するようなイメージを持ってトレードをしていたらどうでしょう。

昨日はあっさり5分もかからずに勝てたのに、今日は昨日の勝ち金額より5倍の金額で負けてしまった。
「やっぱり、この教材だけでは、知識不足なのかしら?」と思ったら最後。
インターネットでまた新たな情報を手に入れることで頭はいっぱい。気がついたら、何故自分が負けたかなんて考えることすら忘れている。

図書館で、1冊の本を手にして3週間じっくり読むか。
最大限度の10冊の本を借りて、1週間くらい流し読みをし、「あれもこれもなんか違う!しっくりこない!」と思って、また別の本を探しに図書館に向かうか。

どちらの方が、本当の意味でその本と向き合いインプット出来ているかという問いを、今ここで私がみなさんに投げかけたなら、即答できるはずです。
答えは歴然ですね!ここではその答えはあえて書きませんが、おそらく、みなさんが出した答えが正しいはずです。

情報商材をたくさん手に入れても〇〇をしなければ勝てるようにはならない

対策1. 一つの情報について真剣に研究する

もしも、既にたくさんのFX情報商材を購入済みであるならば、それはそれでいいのです。
それも、上達するための道のりの一部なのですから。
ただし、一つ一つを研究していく必要があります。

正直なところを言うと、いくつ買っても結果は同じとも言えるのです。
トレードで勝っている人の言うことは、言葉は違って聞こえるかも知れませんが、指し示している意味はほぼ同義です。

この意見を信じてみようと思えるならば、何か一つを選び、そのやり方や考え方を徹底的に研究した方がいいと思います。
具体的には、どう言うところが勝ちやすく、どう言うところが負けやすいかの研究ですね。

とは言え、「何から始めればいいの?」と思う人で、それを真剣に考えるのが苦手な人が商材ジプシーに陥りやすいと言うのが厄介なところ。

正直に言いますと、『研究』なんてそう簡単には出来ないのでは無いかなと思うんですね。しかし、出来なくてもしなくてはレベルアップはしていかない。困った話です。教える側としては、ここの部分は本当に伝えるのが難しい・・・。

一番やりやすいのは、大袈裟な研究はしないことです。
小さなことからコツコツと。まず、自分自身と向き合って、トレード中にどんな感情になりやすい?など小さなことから整理していくと、研究しやすくなるでしょう。

トレードをするのは、誰でも無い、あなた自身なのです。あなたがいて、チャートを見て、あなたが判断してトレードをするのですから、ステップとしては、「チャートの研究」よりも先に「己の研究」をした方が、次につなげやすいのではないかな。

孫子の兵法に出てくる有名な一節『敵を知り己を知れば百戦殆うからず』と言う言葉の『敵』と言うのは、もしかしたら自分自身の感情や欲望かも知れませんね!

対策2. レベルアップのビジョンを改める

稼ぎたいからやる。稼ぐために勉強する。それは正しい思考です。

稼ぎたくもないのにFXをやると言うのなら、デモ口座でゲームとしてやればいいし、月に1万円、2万円くらい稼げればいいと思っている程度なら、
どこかにアルバイトに出かけて、その分を稼げばいいと思います。

FXを学ぼうと思う人は、FXを稼ぎたいからやるんです。そして、稼ぐために勉強します。

ところがです。
ここからが運命の分かれ道なのですが、勉強していても、すぐ結果に出ないように思うんですね。
かなりの知識量を得ていても、本人はレベルアップしている気がしてないことが多いです。

例えば、FX学校の生徒さんの話をしましょう。入学して26ヶ月目の人が、入ってきたばかりの人の話を聞いた時は、何故か自分自身のレベルアップに気づけないのに、自分と同じレベルの人との会話が、入学したてのFX初心者に伝わらないことで初めて自分のレベルアップを感じたりします。

運命の分かれ道はここです。
一人で勉強をしていると、自分自身のレベルアップには気付きにくいんです。
だから、勝ち負けに拘りやすくなるし、こだわり始めると、そこがレベルアップの基準になってしまう。
本当は知らず知らずのうちに、まだ数字としては出てこないレベルで、トレードは上達しているのに、それに気がつけないから自分で自分の良い芽を摘んでしまう。と言うことです。

もしもFX学校のような、FXを学べる場所で、一人ではなくいろいろなレベルの生徒を比較しながら学べる環境に身を置いたならば、一人でいるよりは、自分のレベルアップに気づきやすいでしょう。
そうすると、無駄に寄り道したり、脇道に外れたりせずに、真っ直ぐ自分のペースでFXを学んで行きやすいです。
その分、結果は早く出ると思ってください。そのくらい、逆に結果なんて一朝一夕で出るものではないんです。

自分の理想が『勝てるFXトレーダー』だとして、それが遠い未来であることも理解できたとします。
そのときに「別のやり方なら、近い未来にそうなれるのではないか?」という発想をしてしまうと、理想から離れていくことになります。

FX商材ジプシーになりやすい人の特徴3でもお話ししましたが、右肩上がりにレベルアップすると思っている限り、レベルアップ出来ないでしょう。トレンドと同じで、上げ下げしながら、もみ合い期間があって、レベルはアップするのです。

レベルがすごく上がっていても、収益的にはほぼほぼ上がらないと考えてください。上がらなくてもいいのです。逆に、レベルが上がっているから、低空飛行できる。ものすごく低空飛行しながらの上下。レベルアップしているから下がらない。そう解釈をして、自分のトレードと向き合うことが大切です。

最後に。まとめます。

どうやったらレベルアップするの?という質問があるとしたら、私はこう答えます。
一通りの知識をいれる。正しい経験を積む。この二つを行うことで、どこかで急激にレベルは上がっていきます。
指数関数的な成長曲線を描けるようになるので、それまでは低空飛行できることが大事。焦らずに目の前の課題に集中しましょう。

対策3. プロフェッショナルになろうとする

FXを長年教えてくる中で、たまにこういう相談を受けます。

「ただ稼げればいいんですが・・・」という相談です。
つまり、FXトレードが上手くなくてもいいので、ただ勝てて、稼げるようになることが目標だという話です。

「トレードはうまくならなくてもいいから、毎トレード稼げるようになりたい!」

多くの人が、トレードが上手にならなくても、それで稼げればいいんですよね。

それができれば本当にいいと思います。
私だってそう思います!
それができれば、本当に、誰も彼もがトレードで稼げるようになるからいいよね!

「じゃあ、聞くけど、95%が稼げていないという現実はなんでだと思う?」
と、その相談者に聞き返すと大概の人は黙ってしまいます。

95%の人たちがそんな感じです。私自身もそんな感じからFXを始めました。
だけどね。トレードで安定して稼ぎたいと考え方になってくると、レベルというものが必要になる。
ここの部分に行きついてくるんです。嫌でも避けられないんですね。苦笑

 

例えば、お医者さんにならないで、医療行為をするとしたらどうでしょうか?
素人のまま稼ぎたいは無理ですよね。

野球の選手にならずして、野球で金を稼ぎたい。も同じです。

トレードが上手にならなくてもいいから、トレードで金稼ぎたい。これは無理です。

現実を受け入れるしかないと思います。

 

確かにFXについては、特に免許だとか認定だとかそういうものもないので、分かりやすい『プロフェッショナル』という線引きはありません。

でも、素人のまま稼ぐことは無理です。

トレードが上手くなるから『稼ぐ』ことができます。
トレードが下手な間は『稼ぐ』ことはできないので、修行だと思ってひたすら勉強する。

他人は関係ありません。

あの人は稼いでそう、とか、稼いでなさそうという他人は関係ないのです。自分の中で、しっかりと稼げるようになるという自信が持てなければ、どちらにしてもFXで稼ぐことは難しい。というか、無理なので、心を改めて、プロフェッショナルになるまでは、稼ぐことより勉強することに集中するのが良いでしょう。

まとめ

『FX商材ジプシー』は誰でもなる可能性がある状態です。自分の行動に気づかずに、常にトレードルールについて目移りしながら、試行錯誤(五里霧中かもしれません)の中、勉強をする人は多くいると思います。このこと自体は悪いことではありません。ただ、辛い時期になりやすいだけです。

いろんな知識を入れることは、FXのレベルが上達する上で必要不可欠なことではあるので、その情報の入れ方自体は、悪いことではないのです。

ただし、問題があるとすれば、勝てないことを「研究不足」と捉えるか、「情報商材のせい」と捉えるかの違いです。

そこを理解して、FXの情報を上手に活用できれば、ジプシー卒業です。
ご自分の性格にフィットする情報を上手に取り入れていきましょう。