消費者物価指数を知る
消費者物価指数とは消費者が購入するすべてのサービスやモノなどすべての価格を調べて物価の推移を表す経済指標で総務省から毎月発表されます。Consumer Price Indexを略してCPIと呼ばれることもあります。
消費者物価指数は、国の景気がよくお金まわりが良くなれば物価が上がる傾向(インフレ)があるため消費者物価指数はあがり、景気が悪くお金のまわりが悪くなれば物価が下がる傾向(デフレ)があるため消費者物価指数は下がります。
つまり消費者物価指数はその国の経済状況を知るのに重要な経済指標の1つといえます。
消費者物価指数と為替相場の関係
消費者物価指数と為替相場の関係で見ると
物価の上昇(インフレ)=円安
物価の下落(デフレ)=円高
例えば、100円のジュースがあるとします。
物価が上昇(インフレ)したことでジュースが110円になると、ジュースの価値が上がりお金(円)の価値が下がったという事なので円安に推移しやすいという事です。
逆に物価が下降(デフレ)したことでジュースが90円になると、ジュースの価値が下がりお金(円)の価値が上がったという事なので円高に推移しやすいという事です。
消費者物価指数を知ることで、その国の景気の動向がわかり、インフレ傾向なのかデフレ傾向なのかを知ることである程度、その国通貨の方向性(上がりやすいのか、下がりやすいのか)の目安にすることができます。