注文する通貨ペアの価格が、あらかじめ指定した価格(参照価格)以上、または以下に到達した場合に、あらかじめ指定した注文を発注する」という注文のことです。
通常の指値注文とは異なり、買いの場合は「ある価格(注)以上になったら(指値、または成行で)買い」、売りの場合は「ある価格(注)以下になったら(指値、または成行で)売り」という方法が逆指値注文になります。
逆指値注文とは、指値注文から一歩先に進んだ注文方法です
FX初心者の方は、「指値注文」 「逆指値注文」といわれても始めはどっちがどっちかよくわからなくなってしまうと思います。ここでは混同しないように「逆指値注文」について解説していきます。
指値注文は、現在の為替レートよりも「価格が下がったら買う注文」または現在の為替レートよりも「価格が上がったら売る注文」であるのに対して、逆指値注文とは、現在の為替レートよりも「価格が上がったら買う」 または「価格が下がったら売る」という注文方法です。
最初は少し戸惑ってしまうかもしれませんが、簡単な覚え方があります。
例えば、これから相場が上がると考えて買いでポジションを持ちたいとしましょう。相場が上がると考えているわけですからなるべく安い値段で買いたいと思いますよね。
ですから、現在の為替レートよりも「価格が下がったら買う注文」または現在の為替レートよりも「価格が上がったら売る注文」要は、現在の為替レートより有利な値段で取引したいと思ったときに使うのが指値注文です。
これとは逆に、現在の為替レートよりも「価格が上がったら買う」 または「価格が下がったら売る」という、現在の為替レートより不利な値段で取引したいと思ったときに使うのが逆指値注文です。
逆指値注文はどんな時に使うの?
では、逆指値注文はどんな時に使うのが効果的なのか見ていきましょう。
FX相場での取引の考え方として「順張り」と「逆張り」と言うものがあります、簡単に説明すると順張りは相場のトレンドに乗った取引を行う方法で、逆張りは反対にトレンドに逆らった取引となります。
逆指値注文はFXトレードの基本である「順張り」で使うことで効果的に使える注文方法です。
つまり、逆指値注文は上昇していくFX相場に対しては買いで、反対に下降していくFX相場に対しては売りで注文を行うため、FX相場の流れに沿った取引が出来ます。
逆を言えば流れに逆らった無理な取引ができないので、日本人の投資家の大部分が「逆張りで負けている」と言われていますから、逆指値注文での順張りは、FX初心者トレーダーには是非実践してみたい注文方法となります。
逆指値注文の注意点
逆指値注文の注意点としては、注文する価格の間違いこれがあげられます。指値注文と逆の考え方になりますから混同してしまう間違いが多いと思います。
逆指値注文は、現在の為替レートよりも「価格が上がったら買う」 または「価格が下がったら売る」という、現在の為替レートより不利な値段で取引したい思ったときに使うのが逆指値注文ですから、しっかりと覚えておいてください。
逆指値注文の使い方
逆指値注文は、成り行き注文に次によく使う注文方法になります。
使い方が有りますのでぜひ覚えてください。
エントリーに使う
トレンドの流れにのる順張りトレードのエントリ方法に便利な注文方法です。
為替相場は、一度動き出したら一方向に動く傾向にあります。
上昇トレンドが来たときには、それが続くことを想定して、今のレートより高くなったら買い、逆に、下降トレンドが続くと想定して今のレートよりも低くなったら売り注文を出します。
逆張りのエントリートレンドにのる
上昇トレンド・下降トレンドに移ったと判断した場合に、そのトレンドに自動的に乗れるように、あらかじめ注文しておくのが「逆指値注文」
決済に使う
損失を確定する、利益を確定する。
「ストップ注文」とも呼ばれ、ポジションを保有している場合、思惑と反対の方向に動いた時に自動的に決済されるように入れておく注文です。
逆指値注文(ストップ注文)での決済は、
ポジションを持っている根拠が崩れた時に決済するだけで
決済時の値位置とエントリー時との関係で
利益がのっていれば利食い・利益がのる前ならば損切りになるだけです。
損切りでも利食いでも本質的な考え方は同じです。