FXってギャンブル?いいえ違います!FXは投資です。
この記事を読んでほしい人
  • FXはギャンブルだから危険だと思っている人
  • FXとギャンブルの違いがわからない人
  • 熱心にFXの勉強をしている人のことをギャンブル中毒者ととらえている人

 

FXは投資の一種。ギャンブルではありません。

こんにちは。FX学校の青木です。

今回はFXってギャンブルだから絶対にやらない方がいい!と
言われたことがあるFX初心者の方の悩みについてお答えします。

投資をこれから始めようと考えている方。
既に株式投資などの投資を行い、資産運用をされている方。
いずれにしても、FXトレードをしたことのない人は共通して「FXはギャンブル』と思いがちですが
それは違います。

FXは投資の一種です。

FXとギャンブル。どこが違うの?

FXの運用は、国と国との通貨の差額による利益を得ていくことでお金を増やすというものなので、

株式投資や不動産投資、ビジネス投資といった投資とは少し意味合いが違います。

株式投資の場合は、この会社はいい製品を作っている、あるいは、この会社は将来性があると思って

投資家は自分の資金をその会社に投じるわけですが、通貨の場合はそうではありません。

そういうこともあって、FXって投資なの?投機なの?ギャンブルなの?という疑問が生まれやすく、
投資家であっても、人によっては「FXはギャンブルである」と定義づけする方もいます。

ここではFXが投資である明確な理由とギャンブルとの違いについて解説します。

FXは資産運用・投資の種類の一つ

FXは正式には「外国為替証拠金取引」と言います。
為替に投資する取引手法です。

例えば「この国は戦争をしそうだな。治安が悪いからこの先国の情勢は悪化するだろうな」ということになれば
その国の価値は下がります。

それがどの国に対して下がるか、上がるかで、通貨の価値が変動するので
その変動を分析し、為替を売買します。

売買については、取引に必要な証拠金を担保としてFX会社に預けます。

そして、日本国内の証券会社・FX会社であれば、
その証拠金の最大25倍分までの外貨を売買することができ、
その売買差益を狙う取引がFXです。

 

ギャンブルとの違い

ギャンブルの代表的なものとしては、競馬・競輪・闘鶏・オートレース・カジノ…などがあり、
共通点は「主催者」「主催する企業・団体」があるということです。

主催する組織が必ず利益を得られる仕組みになっているのがギャンブルです。

参加者も一時的に利益を得ることもありますが、そこには統計的根拠がありません。

それに対して、FXはFX会社や証券会社は取引に対して手数料を取りますが、主催組織ではありません。

 

FXがギャンブルと勘違いされる理由

ギャンブルには損は付き物。損するのは当たり前。一般的にそう思わせる要素があるようです。

例えば、会社員であれば、労働時間に対する対価として、月に契約しただけの金額を支払ってもらう事が普通です。

ですから、仕事をする=必ず利益になる=ギャンブルではないと言う判断につながります。

投資は儲かる可能性もありますが、同時に損をする可能性もあります。

そのことを「リスクが高い」と一般的に説明されるわけですが、
FXは儲ける金額が想像を遥かに超えて巨額になる可能性がある代わりに、
その分、損をする可能性も巨額になる。

そのようなリスクがある投資なので、
この高いリスクに対して多くの人が「FXはギャンブルである」と定義づけしたくなるんですね。

ここでFXがギャンブルだと言われてしまう理由について解説します。

 

FXがギャンブルだと勘違いされる理由その1:レバレッジ

FXがギャンブルだと言われてしまう理由のひとつに「レバレッジが効く」と言う点があります。

ギャンブルとの共通点としては、最初にある程度の資金を預けるというリスクと引き換えに
資金以上のお金が返ってくる可能性があるんです。

今、手元にないのに、ツケで払ったような感じです。
ツケで払って、それによって勝てば、利益は何倍も得られますが、
逆に負ければ、損益も何倍にもなりますので、
許容範囲を上回った損益になった場合は困ったでは済まなくなります。

その点だけ見れば、ギャンブルとFX投資はほぼ同じに思えるのも仕方がないかもしれません。

レバレッジは、FXトレーダーにとってなくてはならない最大の武器ですが
同時に諸刃の剣とも言え、ギャンブル性を高める要素と言えます。

 

FXがギャンブルだと勘違いされる理由その2:不確定要素があり、為替予測が難しい

FX投資は、ギャンブルのように運まかせや丁半博打でもありません。

為替のチャートの法則を分析し、
自分の取引ルールに則って取引をするのがFXトレーダーの仕事なので、
このような取引をしている場合に限っては、ギャンブルとは全く違うと言い切れるでしょう。

FXは答えのある世界ではないと、多くのFXトレーダーが言うように、
一定の不確定要素を常に抱えている状態であることは事実です。

また、為替の値動きの予測は非常に難しく、ベテランのFXトレーダーでさえ読み間違えるほど
確実な動きはないと言われています。

値動きは法則性もありながら、しかしランダムなものでもあるのです。

また、FXの価格変動は世界情勢や災害に左右されることもあるので、
それを知らないFX初心者は、相場環境の判断手順を間違えたり、
思い込みで分かったと勘違いした結果、大きな損失を出すケースが多くあります。

そして、大きな損益を出したときに、自分のミスに目を向けず、
FXがギャンブルだから…と捉える人もいるようです。

 

FXのギャンブル性にハマらないためのステップ

FXはギャンブルとは違うということはここまでのお話で理解していただけたと思います。

ギャンブルはハマるとクセになり、抜け出すのは非常に難しい中毒性のあるものです。

ここではそのような危険な要素にハマることなく、正しくFX投資でお金を増やすためのステップをご紹介します。

◉FXをギャンブルにしないためのステップ

  1. 利益を時給で考えてはいけないことを理解する
  2. 練習中は小額で取引可能な海外のFX会社を利用する
  3. 失敗を積み重ね、勝てる感覚がつかめたら投資金額(レバレッジ)を上げる

以下で詳しく解説します。

 

ステップ1:利益は時給ではないことを理解する

まずは小額でトレードを練習すること!

海外のFX口座の場合、1000通貨からトレードができますので、
例えば20pipsの値幅を取って勝てたとしても、利益は200円です。

え!?こんなに時間かけたのに、たった200円?
時給換算したら、1時間100円だー!!!

と、思わないこと。

最初は小額から始めることでいきなり資産の大半を失うリスクは軽減することができます。
FXトレードは、投資の中でも難易度の高い取引です。

練習をたくさん積み、失敗の経験からの学びをたくさん得ることが
FX投資で成功する秘訣です。

この手順を怠り、利益を時給で計算して最初から「勘で大金を投資する」なんて
それこそFXがギャンブル化した状態になってしまいますね!

利益はどんなに小さくても関係ありません。
損益が同じように小さくできるか、トレードのスキルを磨くための練習をたくさん行うために
必ずはじめは小額からスタートしましょう。

 

ステップ2:練習中は小額で取引可能な海外のFX会社を利用する

小額でのスタートに欠かせないのは、1000通貨単位、またはそれよりもさらに小さい単位で取引可能なFX会社。

海外のFX会社は、1000通貨でレバレッジを500倍まで上げることができたりするので、
練習には打って付けです。

マイクロ口座は100通貨単位から取引することができるので
トレードスキルを慎重に上げていきたい人には、マイクロ口座もおすすめです。

 

ステップ3:失敗を積み重ね、勝てる感覚がつかめたら投資金額(レバレッジ)を上げる

小額トレードで、勝てる自信・感覚がつかめてきたら、徐々に投資金額を大きくしていきましょう。

トレードに慣れることも重要ですが、エントリーの根拠が明確に自分の中で持てるようになれば
ギャンブルではなく「投資」としてFXトレードをする事ができるようになります。

ただし、ここで重要なのは、一気に投資金額を大きくしない事です。

一気に大きくすると、大きな利益を得ることもできますが、大きな損益を生むことにもつながります。

一度大きく利益を得ると、その記憶が冷静な判断を鈍らせることになりかねないので、
少しずつ投資金額を大きくし、そのときの心の乱れや欲望の変化についてしっかり自己分析しましょう。

自分自身が1番の敵になる。
大きな損益を出すときは、たいがい、自分の欲をコントロールできない事が原因になります。

冷静に自分の欲に対処できるようなスキルも磨いていくと、ギャンブルトレードをしない状態が作れます。

 

FXって損しない?

FXでも損をする可能性はあります。

FXに限らず、どんな事でも、得しかしないということはないのではないかと思います。

FXの損については、値動きには予測できるものとできないものがあるので、
予測できない値動きのときにトレードをしていたならば、損をしてもおかしくないですね。

しかし、今まで話した通りにトレードを練習し、スキルを磨いていくことで
損はしても、トータルでは利益を得るという良い流れに入る事ができます。

FXで大切なことは、相場を分析して、「いつも勝つこと・いつも利益を得ること」ではなく
「損をいかに最小限に抑えながら利益を積むか」ということです。

FXをギャンブルにせず、投資としてお金を増やすためにも、FXトレードの基本をしっかり学ぶことが大切です。

 

    FXってギャンブル?いいえ違います!のまとめ

    FXってギャンブルなの?
    もしそうだとしたら、FXやりたいなんて、誰にも言えないな…。

    と、悩んでいる方。

    FXはギャンブルではありません。

    FXは超短期投資です。

    最後に、FXとギャンブルの違いについて再度まとめてみましょう。

    • FXは資産運用・投資の一種。ある程度の予測ができる。
    • レバレッジを使うと投資金額より大きな金額を得る・失う可能性があるため
      ギャンブルと勘違いされやすい。
    • 相場は社会情勢にも左右されるので、確実性はない。

    FXをギャンブルにしない方法

    • 利益は時給ではないことを理解する
    • 練習中は小額取引が可能な海外のFX会社を利用する
    • 失敗を積み重ね、勝てる感覚がつかめたら投資金額(レバレッジ)を上げる

     

    FXはギャンブルと勘違いされやすいのですが、
    きちんとしたデータ分析を行い、検証を積み重ね
    運まかせや感情に左右されない冷静なマインドで運用すれば
    大きな利益が得られる可能性のある投資です。

    時間をかけてFXトレードを学習しながら、トレードの実践を行っていくと良いでしょう。