FX 独学で成功できるのか!?
この記事を読んでほしい人
  • これからFXトレードを始めようとしている人
  • 何冊かFX関連書籍を買って読んでいるが、全く意味がわからず、FXトレードを諦めようか悩んでいる人
  • 誰かに習っても勝てる保証はないので、お金を払ってまで習うのはリスクが高いと思っている人

独学VS習う

こんにちは。FX学校の青木です。

今回のテーマは、

FXを独学で学ぶか、習って学ぶか。どちらがいい?です。

この記事を読まれている方でテニスをされた経験のある方はいらっしゃいますか?
スキーや柔道、サッカーなど。

スポーツを小さな頃に経験している方は、比較的多いのではないかと思います。今も、小さな頃にマスターした好きなスポーツを続けている方や、それを生業にするくらい極めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

FXもある意味スポーツと同じです。
何が同じかって、それは、習得のプロセスと習得後の道のりが同じ、あるいは似ているんです。
この記事では、FXトレードを習得する道は「独学」か「習いにいく」かどちらがいいかについて、私の考えをお話しさせていただきます。
FXに興味を持ち始めていて、どのように勉強をしたらいいのかで困っている方は、この話を読んで参考にしていただければと思います。

FXを習得するプロセスの特徴とは

特徴

FXは単純に買うか売るかで、その差益が利益になります。

ただ闇雲に、「そろそろ買おうかな」とか「そろそろ売ろうかな」では、ある時まではビギナーズラックで勝てたり、儲かったりするのですが、
その方法では安定して毎回トレードで利益を出し続けることは出来ません。

ですから、トレーダーは、必ずマイルールを持ち、そのルール通りにトレードをする事を心がけます。
資金管理のルールや、エントリーのルール、利確や損切りのルールなど、自分の性格にあったルールを開発したり、なんらかの形で手に入れて、
それを愚直にやり続ける事で、確実に利益を残せる人が相場の世界では生き残れるので、もちろん理屈も大事なのですが、技術的に鍛錬を繰り返し、メンタルコントロールも怠らないで鍛えていく。

それはもう、スポーツの世界と変わらない様々なトレーニングの積み重ねによって、徐々に成果が出てくるような、そういう習得のプロセスなのです。

例えとして、スポーツがわかりやすいのでよく使うのですが、どんな競技であったとしても、基礎体力としての筋肉トレーニングや、ストレッチ、フォームの改善、イメージトレーニングなど。
様々な種類のメニューによって、各競技のプロフェッショナルを目指します。

トレードで例えるならば、スキャルピング専門なのか、デイトレード専門なのか、スイングトレード専門なのか。
それを競技として捉えると、『戦い方が異なる』=『別の競技』なので、トレードのイメージも異なります。
イメージが異なるということは、それぞれの競技(トレードスタイル)にあったトレーニングメニュー(習得課程)があるのです。

自分の選んだ競技・スタイルにあったトレーニングを適正に行い、どういう形での負けがいけないのか、どういう形での勝ち方が正しいのかを、
自分で判断ができるようになることが、大切です。
日々の収支にばかり目を向けた「ギャンブルトレード」の経験を積み重ねることは、FXトレードを正しく習得するプロセスからは外れたものとなります。

トレードの世界で、一発逆転満塁ホームランを打ったとしても、それは紛れ当たりの場合が多いです。
次の日にはそのホームランで得た収益を全て吐き出してしまう。
そんな事がザラに起こるのが相場であり、FXトレードという競技なのです。

FXを本気で習得したいのならば、その習得プロセスはそんなに派手なものではなく、毎日毎日、小さな利益の積み重ねをするような、そうしたプロセスが効果を上げやすい。
トレードはスポーツと同じです。その習得過程は、スポーツ上達過程と似ています。
そのことを知った上でFXを始めると、おそらく上達は早くなりますので、私のこの話。理解して欲しいと思います。

今の時代は断然習った方がいい

20年前なら、迷うこともなく、独学の道を進むしか他に選択肢はありませんでした。なぜなら、教材もなければ、教えてくれる人もいなかったからです。

環境も、今のようにインターネットが整備されていませんでしたので、新聞などで地味に情報を得て、注文も電話注文。
チャートも手書き。とにかく、今思い出しても大変な時代だったんです。

大変な分、やる人も少なかったので、やりやすかったのではないか?という指摘を受けることもあるのですが、
もし、また20年前に戻ったら…と考えると、ゾッとしますから、やっぱりどう考えても、今の時代はトレードしやすいです。
こんな時代が来るなんて、本当に20年前の私は思ってなかったんですから。笑

教材も全くなかった。何にもなかったから、止むを得ず独学でトレードの勉強をしました。
とはいえ、何を学べば効果的なのか?それすら分からない中で独学って。
本当に大変です。自分のしている事が、学びに繋がっているのかすら分からないのですから。

今、勝てている人の大半は、そうして10年、15年、20年と地道に独学で得たトレードスキルによって、勝てているのではないかなと思います。

ただし。10年・20年ですよ。
ある意味、気が遠くなるでしょう。
石の上にも3年ではなく、10年ですよ。下手したらもっとです。

教えてもらえれば、3年。もっと理解力があれば、時間の短縮はいくらでもできるんです。

ですから、せっかく今の時代になって、FXと出会えたのだから、ここは「習う」が近道。
昔の大変だった時代を知っている私からすると、本当に、羨ましい。
私は、習いたくても習えなかったんですからね。

独学派 VS 習う派 それぞれのメリット・デメリットとは

独学でFXを習得する派

FXトレードを今の時代に独学で学び、技術を習得するというのは、私はデメリットの方が多いと思います。
具体的には、何をしたらいいのかが分からない中でのスタートなので、間違えた事をしていても、誰からも指摘してもらう事ができないという事。これはかなり辛いですね。
間違えていても、自己責任ですから、その方が気が楽な方は『独学』は向いてます。

とはいえ、同じエネルギーや時間を費やすなら、正しい道を歩いた方がいいとは思うんですが…。
そこは考え方の問題もありますね!

全く反対方向に学んでしまい、1年、2年。下手したら10年くらいの勉強を積み重ねても、勉強のやり方によっては全く理解の度合いは変わってきます。
短時間に濃縮してさっさと学んだ方が効率的だと思う方にとっては、独学するという選択肢にはあまりメリットはないと思います。

逆に、自分で順序立てて研究をする事が好きな方や、誰かにいちいち教えてもらうというスタイルが嫌いな方。
あるいは、人に対してあまり信用ができないという方は、独学するという道の方が良いかもしれません。
独学のメリットは、自由に自分の視点で興味を持ち、自己責任で研究できること。

メリット・デメリットというのも人それぞれの感じ方、考え方。
そうですね。さらに平たく言えば、向き不向きというか、好き嫌いという問題もありますね。

チャート検証や、今の時代でしたらYouTube動画、インターネットによる無料の教材。
もちろん、書籍なども参考に、時間がかかったとしても、自力でトレードルールを開発していくことに喜びを感じられそうな人は、独学は楽しい道になるでしょう。

FX投資学校に入っても、結局勝てるようにならなければ意味がないし、勝てる保証がないものにお金なんて払えない!と思う方も、
全てを自己判断で選択できて、自己責任と思って勝てない状況が続いても納得がいく『独学』の方が安心ですね。

FX投資スクールなどで習う派

FXを手っ取り早く、教室や学校、投資スクールなどで習うメリットは、ズバリ!『時間短縮』ですね。

過去の話をしたところで、意味がないと言えばその通りなのですが、本当に20年前は教えて欲しいと思っても、
誰も教えてくれる人がいなかったので、膨大な時間と労力をかけないとFXトレードの技術を習得することは難しかった。
ですから、まずは時間短縮が期待できるのが、1番のメリットとなります。

デメリットを挙げるとすれば、選んだメンターとの相性が悪かった時に、どのように切り替えるか。
それについては、運、不運の問題も出てきてしまいますので、ご縁を大切に、良いメンターとの出会いが鍵になります。

とは言え、こればかりは答えのない世界ですので、慌てず冷静に、選びましょう。

FXトレードを教えてくれる、いわゆる「先生」や「師匠」と言われる人はたくさんいます。
そこで少し気をつけていただきたいのは、『簡単に!』とか、『すぐに!』と言った言葉を連ねているところには気をつけてください。

FXトレードの技術を本気で習得したいのなら、そんなに簡単ではないことだけは十分に理解した上で始めていただきたいのです。

人間ですから、「早く稼ぎたい!」と思うのは当然のことです。
だからと言って「誰でも簡単、1ヶ月で勝てるようになる」と言った手法はあるわけないんです。
あったら、みんなやってますし、みんな負けません。みんなが億万長者です。笑

しかし、FXの世界では、勝ち残る人は1%と言われていますので、言ってみれば難関なんですね。

ですから、甘い言葉にだけは気をつけましょう!

では、実際にどんなところが決め手になるか?ということについてですが、以下の事を重視するといいと思います。

  1. 知識的・技術的基礎から実践・手法(テクニック)・思考・資金管理について、しっかりフォロー(コーチング)がある
  2. トレード仲間が出来る環境
  3. 長期的にじっくり取り組めるカリキュラムがある

FXトレードは、その技術を身につければ、一生涯使える、お金の面での強い武器になります。
ぜひ、良いメンターと出会い、ある程度の長いスパンでスキルを習得していって欲しいと思います。

おまけ:FX商材選びについて

インターネット上には、たくさんのFX情報商材と言われる物があります。

星の数ほどあるFX情報商材ですが、ここでそれらを否定も批判も、肯定もする気はありません。
たくさんあるのですから、有益な情報もたくさんあると思います。

ただし、情報集めに一度ハマると、それが目的になってしまう…という人もいます。
どういう事かと言いますと、勉強よりも情報を集めることに「やりがい」とか「達成感」を感じてしまい、それを収集する事。
つまり、情報をたくさん購入する事で満たされた気持ちになってしまうという現象です。

そうなってくると、何をしているのか分からなくなります。

手法というのは、その手法で勝てる人が使うから勝てるというだけで、勝てない人が使っても勝てないんですね。

「どういう事?」と混乱されてしまうかもしれませんが、それを承知の上で書きました。

つまり、相場が分からない人が、いくら「勝てる!」という情報を手に入れても勝てないんです。
そこはしっかりと理解しましょう。

逆を返せば、相場の勉強をしっかりする+メンタル面での対策をする+資金管理の勉強をする。
この3つについて、真剣に取り組めば、手法はある程度、なんでもいいとも言えるんです。

確かにいろんな手法はあります。
しかし、それを全て使える必要はないですし、手法は1つでも稼げる人は稼ぎます。

ですから、これからFXを学ぼうと思っている初心者の方に伝えたいことは、

  • FX情報商材のコレクターにはならないように!ということ。
  • そして、テクニックばかり手に入れても、相場が分からなければ使い物にならないということ。

この2つのことを知った上で、FXに関する情報に触れるように心がけてください。

まとめ

今回は、FXを独学で学ぶのか。それとも、誰かに習って学ぶのか。それぞれのメリットとデメリットについてお話をしました。

現代は、情報がとにかく多すぎます。多ければ多いほど、悩みますよね。
昔はそんな選択肢もなくて、それはそれで困った物でしたが、独学しか道がない事だけはハッキリしていたので、ある意味楽でした。
何故なら、ブレることなく、ひたすら自分の頭で考え続け、素行錯誤して続けるしかない!と腹をくくりやすかったからです。

とは言え、それでも私は、今の時代の方が、私が独学していた20年前よりも、格段にFXを学びやすく、始めやすい環境だと思っています。

ですから、独学であろうが、習いにいこうが、自分で決めた方法で、ぜひFXを始めてもらいたい。
そして、勝ち続けられるまで、相場で生き残り続けて欲しいなと思います。