RCIは何本も線がありぱっとみわかりにくいですが
使いこなせるようになると凄く精度の高いトレードができます。
長い期間と短い期間を同時に表示しますので、
ひとつのチャートだけでも大きな相場の流れがわかりやすいのが特徴です。
大袈裟に言うと未来予測ができるインジケーターです。
これがRCIです(^^)
RCI (Rank Correlation Index) 順位相関指数
RCIは、価格そのものを計算対象とせずに「時間」と「価格」それぞれに順位をつけ、両者にどれだけの相関関係があるのかを指標化したもので、統計学の「スピアマンの順位相関係数」を相場に応用したものです。
相場のトレンドの勢い、過熱感を見極めます。
・相場が高い時:時間の経過とともに価格も上昇する⇒正の相関
・相場が安い時:時間の経過とともに価格も下落する⇒負の相関
RCIの値は、-100~+100の間を推移し価格が上昇を続ければ+100%に近づいていき高値圏と判断し、下落を続ければ-100%に近づいていき安値圏と判断します。
メタトレーダー4にRCIを表示する
メタトレーダーには標準のインジケーターとしてはRCIは入っていませんが
カスタムインジケーターを入れること表示できます。
メタトレーダー4にカスタムインジケータを入れる方法が以下のページを参照してください。
メタトレーダー4(MT4)にRCIのカスタムインジケーターを導入する方法
残念ながらスマホのMT4ではRCIを表示することができません。
スマホでRCIが表示できる国内FX会社
国内のFX会社でもスマホでRCIを表示できる会社があります。
GMOクリックと外貨ex byGMOが見やすいと思います。
RCIを3本表示(短期/中期/長期)することができます。
それぞれ個別に表示ON/OFF可能です、最長150期間のようで外貨ex byGMOよりGMOの方が少し長い期間表示できるみたいです。
初期設定は、9.26.52の3本のRCIになっています。
【参考】
GMOクリック証券のスマホチャートです。
横表示
たて表示
RCIを使ったトレード方法
RCIは使いこなすと非常に精度の高い判断ができるインジケーターです。
インジケーターはすごく便利なツールですが
RCIに限らず、あくまでインジケーターは補助で使います。
間違ってはいけないのは、
あくまでも値動きが主体で考えて欲しいのです。
まず、トレードの基本を身につけたあとで、
判断の後押し材料としてインジケーターを使うとトレードの精度が増します。
トレンドでもレンジでも使えるのがRCIです。
詳しい使い方は、FX習得コースで学ぶことができます。
RCIの計算式
計算式については、一応書いておきますが、
ハッキリ言って知る必要はありません。
RCI=(1-(6×d)÷(nの3乗-n))×100
d:「日付の順位」と「価格の順位」の差を2乗し、合計した数値
n:期間
日付の順位:当日(最新の日付)=1、として遡りながら、2,3,4・・・と順位をつけます
価格の順位:期間中の最高値=1、として、高い順に2,3,4・・・と順位をつけます
・RCIがプラスのゾーンにある時:価格は時間の推移とともに上昇している⇒上昇局面
「時間系列」と「価格系列」が正の相関 ⇒ +100期間中、連続して上昇
・RCIがマイナスのゾーンにある時:価格は時間の推移とともに下落している⇒下落局面
「時間系列」と「価格系列」が負の相関 ⇒ -100期間中、連続して下落